私達の歴史・活動の遍歴

※(敬称略)

1962年葛谷清名古屋市医師会長は、会員の一割を占める女医も医師会活動に参画すべきであるとし、組織作りを森川みどりに提案、名古屋市医師会事業計画の一つとして「名古屋市女医懇話会結成」を企画、代議員会の決議を経て全面的後援が行われた。
1963年第4回女医懇話会総会において会員の了承を得て、女医懇話会を解散し新たに日本女医会愛知県支部の設立を決定。
1964年日本女医会愛知県支部を1月1日に設立し、事務局を愛知県医師会館内へ設置。愛知県医師会分科会としての活動開始。
1965年「婦人と子供の健康を相談する会」開催。以後定期的に医師会館にて開催。
1966年第11回日本女医会総会を愛知県支部が担当。
1967年学術講演会第1回目開催、名簿発行第1回目。敬老の会の開催。忘年会、新年宴会等が企画された。
1969年第1回吉岡弥生賞を森川みどり支部長が受賞し同年、吉岡森川賞設定。
1971年会報創刊号、電話連絡簿作成。
1973年創立10周年記念祝賀会開催。
1974年健康相談を一宮市にて初開催(一宮市・同医師会協力)
1976年第15回国際女医会議の懇親会において愛知支部会員20名が「サクラ・サクラ」を演舞。
1978年女医史編纂について支部総会で可決。日本女医会愛知県支部の設立から1976年3月総会までの活動が愛知県医師会史3巻に編入された。
1981年第26回日本女医会総会を愛知県支部が担当。
1983年愛知県医師会に於ける健康教育講座の一部を担当し今日に及ぶ
1984年創立20周年記念祝賀会開催、記念誌発行。車椅子10脚を名古屋身体障害者更生相談所へ贈呈する。健康フェスティバル’84(県 医師会主催)に於いて健康相談を担当。
1992年森川基金口座、開設。
1993年救急告示医療機関研修会の年1~2回開催開始。
1994年創立30周年祝賀会挙行。創立30周年記念誌発行。公開シンポジウム「女性の健康と環境」開催。佐藤千代子日本女医会会長就任祝賀会を開催。
2002年大輪愛知県医師会長より県医師会の理事に女医会より1名出すことを要請され、中野支部長がその任に当った。
2004年選挙方法改正―推薦立候補制とする。愛知県支部発足40周年記念誌発行。
2005年役員の任期を3年から2年に変更。第50回(社)日本女医会定時総会を愛知県支部が担当。
2006年「女性と子供の健康相談」終了。社会のニーズに応えて、40 年間殆ど毎月11回続いた画期的な事業であったが、社会の変遷と共に、その責務を全うしたと判断した。代わって、県医師会の地域健康づくり指導事業の一環として年1回あいち健康プラザに於ける県民健康祭に「女性医師による健康相談」としてブース参加を開始。
2007年「ジョイ・ジョブ・サポーティングシステム(会員へのFAX送信による求人システム)」の立ち上げ。
2008年森川基金を「森川記念特別会計」と名称変更。「女医会記念事業積立金」新設 「女性医師による健康相談」を愛知県女性総合センター(ウィルあいち)に於いても開催。
2010年支部長として選出された会員を愛知県医師会理事として推薦することを会則に明記。日本女医会会長に津田喬子、同副会長に山本纊子就任。両者の就任祝賀会を行う。
2011年総会で承認済みの支部長を愛知県医師会の理事に推薦するために、選挙日程を前倒しして、例年の「新年会」を2月第1週の「立春会」とし、同日、2年おきに臨時総会を開催する旨の変更を細則に加えた。
2013年県内で前向きに活動中の女性医師のグループ を、会員・非会員にかかわらず紹介する企画として「FACE TO FACE」開始し、支部便り配布に同封するとした。
2014年創立50周年記念祝賀会開催。日本女医会愛知県支部50周年記念誌発行。
2015年「先輩の先生方と語る会」と「秋の親睦旅行」を合わせて「秋の懇親会」とした。
2020年
  • COVID19流行により、各種事業の開催が中止のやむなきに至った。総会は書面形式による開催、「女性医師による健康相談会」「救急講習会」「秋の親睦会」も全て中止となった。理事会も数か月中止となり、その後、適宜メール会議となった。こうした事態を受け、事業の見直しを行い、以下の如き改革が行われた。
  • 「女性医師による健康相談会」:女性医師の増加により女性医師による健康相談の意義が薄れている、受診者数が毎年漸減している、相談医の募集が難しいといった点からこの事業からの撤退を決断した。一方で、一般の方への医学知識普及の代替案として、補助金を活用した「健康かわら版」作成を新設し、会員による執筆と医療機関での配布を毎年行うこととした。
  • 「救急講習会」:1993年に救急告示医療機関研修会として始まり、2010年より救急講習会と名称を変えて年1回開催されてきたが、一般の方々のAED等に対する知識もある程度の普及が達成されたと推察され、次年度より廃止の方針とした。
  • 「秋の親睦会」:開催が見込めないため、「先輩の先生方と語る」コーナーを会報に設けた。
  • 「立春会」:総会後の懇親会とする。
2021年
  • 新たな活動として医学研究振興のために「若手女性医師奨励賞」を創設し、募集要項等を愛知県内全病院向けに発送。女性医師をはじめとして、各方面への本会活動の周知も併せて行う試みとした。
  • 「第1回若手女性医師奨励賞」2名の選考をして、受賞講演会と授与式を行った。
  • 会員福祉として、高齢会員(85歳以上)の会費免除を総会で決定、会則を変更した。
2022年
  • 若手女性医師の本会への参加を促すため、45歳未満の会費免除を総会で決定、会則を変更した。
  • 本会支部長小出詠子が、日本医師会の女性枠理事として、日本医師会理事に選出された。(2022年~2023年)
2023年
  • 2023年4月 愛知女性医師の会に名称変更した。

活動内容の一部

  • 総会は年1回、臨時総会が2年に1回、理事会が年12回開催。
  • 会員親睦として、「秋の親睦会」と「懇親会(総会後開催)」の開催。
  • 「会報」年1回発行、「支部便り」年2回発行、「記念誌」10年毎の発刊。
  • 地域への医療啓発としては、愛知県医師会の分科会として参加している年1回の「健康教育講座」開催、また「愛知県地域健康づくり指導事業」としての補助金を活用した「健康かわら版」年1回発行。
  • 「ジョイ・ジョブ・サポーティングシステム」運用。
  • 講演会(学術講演会、特別講演会)開催。
  • 「若手女性医師奨励賞」選考、受賞講演会開催。
  • 地区女性医師懇話会(県下病院の勤務医師との懇話会)企画。
  • FACE TO FACE作成。

組織外での活動:会員内より任命

愛知県医師会理事* 1名
愛知県医師会健康教育委員会委員 1名
愛知県医師会広報委員会 1名
愛知県医師会調査室委員会 1名
愛知県医師会男女共同参画委員会委員 2名
愛知県医師会社保指導委員会・社会保険診療報酬支払基金審査委員 1名
愛知県国民健康保険審査会委員 1名
愛知県女性団体連盟 2名
愛知県公害健康被害認定審査会 1名
名古屋市公害健康被害認定審査会 1名
愛知県労災指定医協会理事 1名
愛知県男女共同参画審議会 1名
名古屋市防災会議 1名
名古屋市男女平等参画推進会議 1名
日本女医会理事 1名
 *愛知県医師会理事は、日本医師会男女共同参画委員会・日本医師会女性医師支援センターを始めとする多くの委員会、会議の任にあたっている。

令和6~7年度役員一覧